ネッパジーン(株)は
「平成18年度JST独創モデル化資金」の助成先に選ばれ、
商品の開発化に成功しました!!



プロジェクト名
「レーザー吸収剤の熱膨張圧を利用した、オルガネラ用キャピラリーインジェクターの開発」

共同開発機関
東京大学大学院理学系研究科 東山哲也先生(現:名古屋大学理学部 教授)

プロジェクトの主旨

従来のキャピラリーインジェクターはシリンジ等で加圧し、試料を注入するキャピラリーの先端は、試料詰まりを防止するため1μmφ程度は必要でした。 本課題の基となるマイクロインジェクション法は、レーザー吸収剤の熱膨張圧を用いて試料を注入するもので、キャピラリーの先端径を最小で0.1μmφ程度にすることが可能となることから、従来法では不可能であったオルガネラや微小細胞へのインジェクションが可能となります。 本モデル化では、先端外径範囲0.1〜0.5μmφのキャピラリーに最適なレーザー源およびレーザー吸収材を探索してオルガネラ用インジェクターを試作するとともに、酵母や植物細胞およびそれら内部のオルガネラへ、DNA、RNA、抗体、変異タンパク質が注入可能であることを確認します。 また、注入する細胞種に最適な先端外径範囲0.1〜0.5μmφでシャンク部300μmφ以下のガラスキャピラリーが作製できるキャピラリープラーも試作します。

※上記の装置は「LTM-1000 レーザー熱膨張式微量インジェクター」・「MCF-100 マイクロキャピラリー・フォーラー」として、すでに販売を開始しております。

レーザー熱膨張式微量インジェクター「LTM-1000」
「LTM-1000 レーザー熱膨張式微量インジェクター」の詳細は下記をご覧下さい。
商品情報 「LTM-1000 レーザー熱膨張式微量インジェクター」

本製品を使用した研究成果は、2009年3月19日発行の英国科学雑誌「Nature」に掲載されています。
(しかも表紙を飾っています!!)
http://www.nature.com/nature/journal/v458/n7236/full/nature07882.html

研究の詳細は下記をご覧下さい。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20090319/index.html

マイクロキャピラリーフォーラー「MCF-100」
「MCF-100 マイクロキャピラリー・フォーラー」の詳細は下記をご覧下さい。
商品情報「MCF-100 マイクロキャピラリー・フォーラー」

同内容は、下記ホームページにも紹介されています。
http://momo.tokyo.jst.go.jp/tt/dokusou/h18jigohyouka/honnbunn.html
※モデル化目標を概ね達成できたと評価された10課題のうち、実用化段階に達したと評価された2件にネッパジーン(株)が入っております。
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